ホワイトニングとは
歯を白くする方法の一つに「ホワイトニング」があります。
クリーニングは歯表面の汚れを除去し、
歯が持つ本来の白さを回復させる処置であるのに対して、
ホワイトニングは歯自体をより白くする処置になります。
専用の薬剤を歯の表面に作用させ漂白を行います。
歯を傷つける心配がなく、自然な白さにできるのが特徴です。
歯を白くする方法にはホワイトニングのほかにも、
セラミックの被せ物や、歯の表面にシェルを貼り付ける
ラミネートベニアなどがありますが、それらをするには歯を削らなくてはいけません。
形はそのままで色を白くするだけでいいという場合はホワイトニングがおすすめです。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには
- ホームホワイトニング
- オフィスホワイトニング
- デュアルホワイトニング
の3種類があり、効果がでるまでにかかる時間、施術回数、費用に違いがあります。
01
ホームホワイトニング
専用のマウスピースを作製し、ご自宅等でホワイトニングを行う方法です。
希望の白さになるまでに平均1ヶ月ほどかかりますが、
場所や時間に制限がないため、家事や育児、
在宅ワークの方は仕事をしながらでも行えることが特徴です。
また、ご自身で行うステップが多いため
オフィスホワイトニングよりも費用を抑えることが可能です。
02
オフィスホワイトニング
歯科医院で専用の薬剤と器材を使ってホワイトニングをおこなう方法です。
ホームホワイトニングとは異なり来院していただかないと
施術を受けることは出来ませんが、
高濃度の薬剤が使用可能なため効果を実感しやすく、
1回の施術で変化を感じる方も少なくありません。
希望の白さになるまでに平均3回程度の施術が必要となります。
03
デュアルホワイトニング
上記ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法です。
短期間で高い効果が期待できます。
結婚式・面接・撮影など期日が決まっており
短期での治療を希望される場合に有効な方法です。
ホワイトニングのデメリット
明るい口元を作るのに効果的なホワイトニングですが、デメリットも存在します。
納得のいく処置にするためにも、事前に把握しておきましょう。
ホワイトニング後にしみる場合がある
エナメル質の中に浸透した薬剤の刺激によって、知覚過敏の症状がでることがあります。とくに高濃度の薬剤を使用するオフィスホワイトニングは症状がでやすいため、もともと知覚過敏がある方にはホームホワイトニングをおすすめしています。
すべての歯がホワイトニングで白くなるとは限らない
ホワイトニングは天然歯にのみ有効で、詰め物や被せ物などの人工物には効果を示しません。また、天然歯であっても神経が死んでいる場合は、通常のホワイトニングでは白くすることができず「ウォーキングブリーチ」という歯を内部から漂白する方法でおこなう必要があります。先天性の変色や、テトラサイクリン歯とよばれる薬の影響でおこった変色に対しては通常のホワイトニング効果が低い場合があります。
歯を白くしたい場合、どのような方法が適切かはそれぞれの方で異なります。お気軽にご相談ください。