口腔外科治療とは
口腔外科治療とは、親知らずの抜歯、顎関節症治療、外傷の治療、
粘膜疾患の診断などの専門的治療全般のことを指します。
伴歯科診療所は口腔外科専門医による診察日があり、
大学病院などに行かなければならない症例でも対応可能です。
親知らずの抜歯
「親知らずは抜歯した方がいいのでしょうか?」
という質問をよく受けます。
全ての方に抜歯をお薦めする訳ではありません。
親知らずは斜めに生えたり、歯ぐきの中に埋まって生えきらない場合があります。
そうすると、親知らず周囲の清掃が行き届かず
大きな虫歯になったり、歯周病で歯茎が痛んだりします。
このような場合、もしくはそうなることが
将来的に予想される場合には抜歯をお勧めしています。
一方、親知らずが真っ直ぐ生えていてご自身での清掃が可能ならば、
無理に抜歯をする必要はないと考えます。
親知らずの状態が気になる方は、スタッフまでお気軽にお声がけください。
レントゲンやCTを撮影し歯科医師が診断いたします。
![歯ぐきの中に埋まって生えきらない親知らずの画像](https://banshika.com/wp/wp-content/themes/ban/assets/images/treatment/img_oral01.jpg)
![歯ぐきの中に埋まっている親知らずの画像](https://banshika.com/wp/wp-content/themes/ban/assets/images/treatment/img_oral02.jpg)
![真っ直ぐ生えている親知らずの画像](https://banshika.com/wp/wp-content/themes/ban/assets/images/treatment/img_oral03.jpg)
顎関節症
「口が開けにくい」「口を開けるときに音が鳴る」
などは、顎関節症の代表的な症状です。
![顎関節症の画像](https://banshika.com/wp/wp-content/themes/ban/assets/images/treatment/img_oral04.jpg)
重症化すると、口が通常の半分ほどしか開かなくなり、
食事が困難となる場合もあります。
原因としては、TCH(常習的な上下の歯の接触癖)、歯ぎしりや食いしばり、
不良な噛み合わせ、ストレス、外傷など多種多様な要因が挙げられ、
頬杖、うつ伏せ寝、仕事をする際の姿勢といった日常的な要因も
顎関節症のリスクを高めます。
治療は、顎関節や筋の炎症が強く痛みがある場合には投薬による消炎療法、
顎関節の運動をスムーズにするための運動療法、
マウスピースを用いた療法などそれぞれの方の
症状、原因に合わせたものを実施していきます。
歯や口の外傷
アクシデント、スポーツなどで歯や口唇をぶつけて、
外傷を負ってしまった際もご連絡ください。
- 唇、粘膜、舌が切れてしまった。
- 歯がぐらついている。
- 歯が抜けてしまった。
などの症状に対する治療を行います。
この中で特に注意していただきたいのは、事故により歯が抜けてしまっている場合です。
脱落してしまった歯を乾燥しないようOS-1などの生理食塩水
(購入する余裕がなければ牛乳でも、水道水は×) に浸けて一緒にお持ちください。
治療までの時間が治癒に大きく影響しますので、受傷後なるべく早く受診をするようにしてください。
口腔粘膜疾患の診断
口腔粘膜疾患とは、口の中にできる潰瘍、
でき物、色素異常など様々な疾患の総称です。
具体的には口内炎のような日常的に見られる疾患や、
口腔ガンなどの重度の疾患まで様々なものがあります。
特に口腔ガンに関しては、診断と処置をどれだけ早期に
行えるかが、予後に大きな影響を与えます。
患者さんのちょっとした訴えから口腔粘膜疾患の発見に
つながることもありますので、口の中に気になる口内炎、
でき物があればスタッフまで気軽にお声がけください。